美容系ブランドの支援事例

美容系ブランドの支援をさせていただいている中で物流で陥りやすい課題問題に直面していました。

・物流が本業ではないメンバーで運用している

・手探りでSCMを行なっている

・物流ICTの知見がない

・管理業務が煩雑で属人化している

・在庫の概念が理解できていない

このような製品管理状況であるため在庫回転率は鈍化し不動在庫が大量に発生するSKUがある反面欠品するSKUも発生している事から製品管理のICT化と在庫回転率の正常化をサポートさせていただきました。

実際に課題問題を解決した実例を紹介していきます。

【事例情報】

〔創業〕 11年

〔設立〕 2009年

〔資本金〕9,000,000

〔売上高〕89億

〔規模〕 ベンチャー

〔業種〕 美容ブランド販売業

[課題]

・無計画に保管倉庫を増やしている

・保管倉庫の動きがわかっていない

・無駄な保管費がかかっている

・無駄な配送費がかかっている

・無駄な2次加工を行なっている

[実績]

保管倉庫の拠点を集約することにより製造からの直送便の距離短縮とスケールメリットによる保管費の削減と配送費の削減を同時に実現させました。

また、製造から2次加工までを製造現場に集約することで作業費、保管費、管理費を削減すると共に製品、資材、包材などの配送費を削減しました。

保管倉庫拠点を集約することを契機に倉庫の立上げから運用に乗る迄のプロセスを現場で学ばせ物流倉庫のオペレーションを理解してもらいました。

[効果]

保管費改善額:3億8,730万円/年

配送費改善額:1億2,370万円/年

作業費改善額:3,250万円/年

管理費改善額:365万円/年

[課題]

・SKUによって在庫過多と欠品が起きる

・バルクで大量発注をしている

・在庫回転率が低い

・在庫運用定義が定まっていない

・在庫が引き起こす作用が理解できてない

[実績]

製販のバランスを整えて特に販売予測においてまずは在庫過多の状態を作らない予測定義に変更しました。

製品管理では欠品を防止するために販売予測の伸び率を測定して分割納品を行う仕組みに変革しました。

海外からのバルク発注に対しては年間計画をDRO(Down Right Order)にして販売予測とリンクさせました。

このように在庫運用定義を定めることにより決算月に在庫を最小限化することができました。

[効果]

在庫標準偏差:78%低減

期末棚卸金額:3億1,147万円削減

法人税等削減:1億1,213万円減

在庫回転率 :2