食品卸業者への支援実績
食品卸業者をサポートさせていただいている中で特有の課題問題があります。
- 経営者と従業員との意識レベルの乖離
- 従業員の業界知識の乏しさ
- 業務プロセスの手抜き
- 保管状況が煩雑で属人的
- 業務内容が煩雑で属人的
これらによって人的リソース及び人件費、採用費などの無駄遣いが起きているが、何から手を付ければ良いのか判らないという経営者のお悩みを解決すべくサポートに入らせていただきました。
実際に課題問題を解決した実例を紹介していきます。
【事例情報】
〔創業〕 48年
〔設立〕 1972年
〔資本金〕60,000,000
〔売上高〕62億
〔規模〕 中堅
〔業種〕 食品卸業
[課題]
- ドライバーの属人的ルートとオペレーション
- 運行時間の成否がわからない
- イレギュラー対応が遅れる
- ドライバーの技術不足による人手不足
- 教育、研修が進まない
[実績]
ドライバーの全ルートを洗い出しグループ化して運行指示指標として利用する事で配送ルートの可視化と教育、研修の一翼を担うことができました。
更にIoTソリューションとしてアクセルGPSを導入しリアルタイムで運行進捗を監視することができ日々の運行時間を自動摂取することができるようになりました。
これによりルート毎の標準時間の設定ができお客様への配送提供時間をスムーズにするだけでなくバラツキも軽減され平準化されました。
また、位置情報が摂取できるようになったことによりイレギュラー対応も迅速性が増しました。
[効果]
ドライバー育成率:0.3人/年→3.3人/年
配送提供平均時間:15分/件→9分/件
標準偏差指数 :0.46→0.19(59%)
改善効果額 :4,236万円/年
[課題]
- 7割強がFAX注文で大量仕分けをしている
- 目的の注文書を探すのに時間を要する
- 注文書が大量に貯まっている
- 注文書を持ち出されると作業が止まる
- 注文書を管理するだけのリソースをかけている
[実績]
FAX受注をプリントアウトすることなくPDF化しフォルダ振り分けをすることによってペーパーレス、紛失防止、検索性向上、捜索防止を実現しました。
これにより数%のコール受注を除く注文に人的リリースをかけることなく受注業務ができる環境を構築しました。
[効果]
ペーパーレス物的改善額:250万円/年
ペーパーレス人的改善額:900万円/年
受注処理業務改善額 :2,100万円/年
[課題]
- 搬入プロセスが煩雑で属人化している
- 受注プロセスが煩雑で属人化している
- ピッキングのバラツキが大きい
- 在庫過多や欠品が頻発する
- 発注プロセスが煩雑で属人化している
- 納品事故が起こる
[実績]
入荷、検品、ロケーション振分け、棚入れ業務を標準化しいつ、どこから、なんの商品が、どのような状態で、どこに保管されたかを可視化することにより商品の所在地を明確にしました。
保管データによってピッキングリストの作成が容易になり誰でもリストを見るだけで簡単にピッキングができ作業が平準化されました。
更に所在地が明確になる事により異常な受注にもアラートをあげることも容易になりました。
これにより在庫過多や欠品のリスクが軽減され在庫が安定し発注点が明確になり誰でも発注作業が可能となるだけでなく納品事故を抑制できるようになりました。
[効果]
・庫内平均作業時間:20分/件→2分/件
・標準偏差指数 :217.4→5.83(3,729%)
・労働生産性 :6,240万円/年→1億154万円
・作業時間改善額 :1億3,452万円/年