外資系スーパーマーケットの支援事例
外資系スーパーマーケットの支援をさせていただいている中でDX(Digital Transformation)に取り組んで陥りやすい課題問題に直面していました。
・トップダウンでシステム導入をしている
・実働者がシステムを使わされている
・組織が縦割りで部分最適が横行している
・導入担当部署もシステム作用を理解していない
・システムを導入したのに業務負担が増加している
管理本部は経営層からの指示で経営層から薦められたRPA(Robotic Process Automation)ツールを導入して管理本部が最適化する要件も盛り込んで現場へリリースしましたが現場では全くRPAが機能しないばかりかその反動で管理本部でも追加要件が次々に出てきてしまいRPA導入前より業務負担が増加している状況を「カイゼン」するため支援に入らせていただきました。
実際に課題問題を解決した実例を紹介していきます。
【事例情報】
〔創業〕 22年
〔設立〕 1998年
〔資本金〕95億500万円
〔売上高〕5,200億
〔規模〕 大手外資系
〔業種〕 食品日用品販売業
[課題]
・指示を受けたものを考えなしに採用している
・縦割りの弊害で情報システム部署にも採用後に共有される
・システム選定のノウハウが部署内にない
・実際使用する現場は置き去りにされている
・現場は管理本部の指揮命令を信用していない
[実績]
管理本部の人員を1名現場へ連れて行き現場責任者と業務担当者2名を交えてシステムを導入する時に必要な基礎知識とシステム選定に必要なスキルについて教育を実施したうえでRPA導入時の失敗を振り返り原因を追求していきました。
要因解析した結果マニュアル業務において個々に不動機なフローを行なっていたことがわかり共通業務と個別業務の選別を行い個別業務の共通業務化を進めました。
システムを導入する前に最も重要なのがこの業務の最適化です。
マニュアル業務が整備された後にRPAの再定義を行い最小限の業務で再導入を実施した後に他の業務へ自分達で拡散してもらいました。
これにより正しいシステム導入の手順を身につけてもらうことができました。
[効果]
業務時間削減効果 :122,640時間/年
管理本部業務改善額:4,020万円/年
現場業務改善額 :2億508万円/年
システム導入効果率:80%減